こんにちは、小顔矯正講師の鈴木です。
今回は、「首のシワを改善するポイント」というテーマでお伝えさせて頂きます。
首元のシワは加齢に伴って少しずつ出現してくるやっかいな存在です。
首のシワがあるだけで一気に老けた印象を相手に与えてしまいます。
「実年齢よりも若く見られたい・・・!」
小顔矯正を受けにいらっしゃるお客様の潜在需要には、
必ずといって良いほど、アンチエイジングの価値観が存在ます。
そんなニーズに答えられるようになるとお客様からの強い信頼を頂けるようになります。
【首のシワの改善する為には『広頚筋』です!】
首のシワを改善する為に着目するべき筋肉は『広頚筋』です。
広頚筋は、胸筋筋膜を起始とし
下顎骨下縁・咬筋筋膜・笑筋・口角下制筋・下唇下制筋に停止します。
首の前面を広く覆う様に走行している筋肉ですね。
広頚筋の作用は、口角を下方に引く作用です。
この作用の過程で頸部前面の筋膜を緊張させます。
ヒトの豊かな表情を作るうえでは、必要不可欠な筋肉なのですが
加齢によって筋力低下を起こすと十分な張力が得られなくなってきます。
『筋肉が十分な張力が得られない』ということは、
『筋肉がたるむ』ということです。
特に重力の影響を受けやすい部位でもあるので、
一度張力を得られなくなってしまうと、すぐにシワが発生してしまいます。
【広頚筋にはストレッチと自主トレーニングを】
小顔矯正の中での施術では、広頚筋をストレッチましょう。
シワを伸ばしてあげるわけですね。
加えて、小顔矯正の最初に広頚筋のストレッチを行うことで、
表情筋全体の筋肉の緩みを作ることが出来るので
他の小顔矯正メニューが非常にやりやすくなるメリットもあります。
そして、広頚筋の筋力低下を補う為の自主トレーニングも忘れずにお伝えしましょう。
ただし、トレーニングを行うのは、筋力低下が原因のシワだった場合に限定します。
まだ若く、広頚筋の筋力が十分に保たれていたとしても首にシワがよる場合があります。
これは姿勢による影響で広頚筋が短縮位にあるパターンですね。
そのパターンのシワには広頚筋の筋トレは逆効果になってしまいます。
次は、そのパターンについて解説していきます。
【ストレートネックによる首のシワ】
若い人でも広頚筋にシワが出来てしまう場合があります。
そして、それは筋力低下が原因ではありません。
スマホやPCの使い過ぎによるストレートネックの姿勢が
頸部の前面を走行する広頚筋を短縮位にして
その結果、広頚筋にシワが寄ってしまうパターンです。
このパターンのお客様には、広頚筋の筋トレではなく広頚筋のセルフストレッチを指導してさしあげましょう。
また、ここで注目すべきはストレートネックになってしまった原因です。
広頚筋だけストレッチしても姿勢が治っていなければ、
広頚筋は再び筋短縮を起こしてしまいます。
小顔矯正に限らず根本治療の視点は非常に重要です。
ストレートネックになってしまっているお客様は、多くの場合「猫背姿勢」です。
猫背姿勢では腹部前面の筋肉も同様に短縮しており、
特に短縮が著しいのが腹直筋上部と横隔膜です。
腹直筋上部へのマッサージと横隔膜のセルフケアも合わせて処方できると最高だと思います。
特に横隔膜の筋短縮は呼吸を浅くしてしまう原因にもなります。
呼吸が浅いと、
・ストレスを感じやすくなる
・夜眠れない
・内臓の機能が低下する(腹部の血流量が低下する為)
・内臓機能低下による肥満、便秘、むくみ、下痢、生理痛
などなど、様々な不調が大量発生してしまいます。
セルフケア+生活習慣指導の考えは重要です。
お客様が仕事を行っている椅子と机の高さ。
部屋でくつろぐ時の姿勢や環境調整まで目を配れると
お客様にはこちらの真剣さを感じ取って頂けます。
それが信頼獲得にも繋がりますので、是非参考にしてみて下さい。
首のシワを改善する話からだいぶ脱線してしまいましたね。
しかし、首のシワ改善から、小顔矯正、お客様の健康まで幅広くアプローチできる
強みこそ、これからの時代を生き抜くセラピストには必須のスキルであると確信しています。
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多くのお客様の美しさと健康をサポートして頂けると幸いです。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
本日も、良い1日をお過ごしください♪
鈴木正道
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