こんにちは、小顔矯正講師の鈴木正道です。
今回のテーマは、「フェイスラインをシャープにする筋肉」について解説していこうと思います。
「フェイスラインを整えたい」
これは多くの女性が抱えるニーズの1つです。
(女性が抱えるニーズ)
・右の頬はシャープなのに、左の頬は膨らんでいる。
・丸顔がコンプレックスで好きな髪型に出来ない。
・アニメや漫画のキャラクターのようなスラっとした輪郭に憧れる。
そのようなニーズを叶えることが出来るテクニックこそ
我々セラピストによる小顔矯正テクニックです。
そして、たった2つの筋肉に対してアプローチするだけで
フェイスラインをシャープにすることが可能です。
嘘みたいな話ですが、本当に2つだけです。
もちろん他にも色々な部位を調整すれば、効果の持続性の部分は変わってきます。
しかし、即時効果にフォーカスするのであれば、おさえるポイントは2つのみです。
【真っ先にアプローチすべき『咬筋』】
フェイスラインを整える為にアプローチすべき2つの部位のうち1つはズバリ『咬筋』です。
咬筋の主な役割は下顎を可動させ、食べ物を咀嚼することです。
この咬筋、小顔矯正では本当に重要です。
咬筋のマッサージだけを左右合わせて10分以上施術する先生もいらっしゃる程です。
咬筋が何故こんなにも重要なのか。
それは咬筋が顔面に存在する筋肉の中でも解剖学的に異質な存在だからです。
顔面に存在する筋肉の大部分は『表情筋』といって
起始を頭蓋骨に持ち、停止を顔面の皮膚に持ちます。
つまり、骨ー筋肉ー皮膚という連結を持ちます。
しかし咬筋は頬骨弓(頬骨と側頭骨)に起始を持ち下顎骨に停止します。
つまり骨ー筋肉ー骨という連結を持ちます。
これは上腕二頭筋や大胸筋などと同じ構造です。
これは『骨格筋』と呼ばれる筋肉の特徴です。
要するに咬筋は表情筋だらけの顔面の中で数少ない骨格筋ということです。
そして骨格筋は表情筋と比較して強靭で強い力を発揮します。
強い力を発揮するということは、筋肉のボリュームが大きいということです。
そんな巨大な咬筋が凝り固まっていたらどうなるでしょうか?
素人目に見ても、一発で不自然さが分かります。
この咬筋は左右に存在しますので、いつも食べ物を片方の歯で噛んでいる人は要注意です。
例えば、いつも右側の歯で食べ物を噛んでいる人は
右の咬筋が発達+疲労していますので右の頬が膨らんでいきます。
噛み癖は本当に顔の歪みを作ります。
そして、程度の違いこそあれほとんどの人には間違いなく噛み癖が存在します。
要するに、ほとんどの人は左右どちらかの咬筋が凝り固まっている状況にあるということです。
プロのモデルさんは「右の歯で50回噛んだら、左の歯で50回噛む」
と徹底して噛み癖による顔の歪みを警戒しています。
左右の咬筋、あるいはどちらか片方の固くなっている咬筋をマッサージするだけで
本当にフェイスラインが変化しますので是非ご確認下さい。
【忘れずに治療したい『側頭筋』】
咬筋の治療だけでも変化は十分に出せますが、咬筋をせっかく治療するのであれば
セットでアプローチしておきたいのが『側頭筋』です。
側頭筋は側頭骨を覆うように走行している筋肉です。
起始は側頭骨、停止は下顎骨となっています。
骨ー筋肉ー骨の連結なので、側頭筋も咬筋と同様に『骨格筋』に分類されます。
そして、側頭筋と咬筋は解剖学的に密接な関係があります。
側頭筋と咬筋は互いに関連している筋肉なので、
どちらかが固くなると、もう一方も固くなってしまうという特徴があります。
せっかく咬筋を緩めても、側頭筋が固いとその固さが再び咬筋の固さを招いてしまいます。
咬筋を治療する時は、側頭筋も治療しないと勿体ないので忘れずに治療しましょう。
ちなみに、側頭筋の固さは頭痛の原因にもなります。
筋肉の固さが原因で引き起こされる頭痛を筋収縮性頭痛と呼びます。
精神的なストレスに長期間晒されていると、知らず知らずのうちに
奥歯のあたりに力が入ってしまいます。
小顔矯正のついでに、頭痛の治療も出来るなら一石二鳥ですね。
【まとめ】
●フェイスラインを整える為には咬筋の治療は最優先事項
●側頭筋と咬筋は解剖学的に関係。一緒に治療することを奨励。
●側頭筋の固さが頭痛の原因になることも
本日のメルマガは以上となります。
・X・旧ツイッターで投稿の感想をお待ちしてます↓
https://x.gd/riEbIB
今日も良い1日をお過ごしください♪
鈴木正道
この記事へのコメントはありません。