小顔矯正講師の鈴木正道です。
今回の記事では、
『ゴルゴ線を完全消失させる施術ポイントを徹底解説!』
というタイトルでお伝えさせていただきます。
セラピストのあなたが読めば、日々の施術の参考になりますし、
一般の方が読めばセルフマッサージに応用できる内容です。
この記事の内容が少しでも多くの方に届き、お役に立てますと幸いです。
それでは前置きはこのくらいにして、本題へと入っていきましょう。
最初に前提知識を共有しておきましょう。
ゴルゴ線とは、別名「インディアン線」とも呼ばれており、
目頭から頬の中央にかけて斜めに出来る線のことです。
漫画のゴルゴ13に登場する主人公、デューク東郷の顔に
くっきりと描かれていることからゴルゴ線と名付けられたようです。
ゴルゴ13は言わずと知れた名作ですが、
ゴルゴ線に関しては厄介なコンプレックスであることに変わりはありません。
施術やセルフケアで解消していきたいですし、できれば予防したいですよね。
【なぜ、ゴルゴ線はできてしまうのか?】
ゴルゴ線は皮膚のシワと同じように扱われがちですが、
皮膚のシワとゴルゴ線には明確な違いがあります。
ゴルゴ線は、頬周囲・口周りの表情筋の衰えや、脂肪組織の下垂が原因となっています。
要は表情筋の筋力低下(主に加齢による)によって、
重力に筋肉が負けてしまって垂れ下ることによって生じます。
一方で皮膚にできるシワに関しては、
表皮や真皮のコラーゲン繊維やエラスチン(ラーゲンの繊維を支える役割を持つ繊維)が
ダメージを受け減少することで皮膚に弾性が失われることで発生します。
年齢とともにコラーゲン繊維やエラスチン繊維は減少していきますし、
紫外線や食品添加物、ストレスによる活性酸素によってもダメージを受けます。
表情筋の萎縮や脂肪組織の下垂は加齢現象として生じてしまうケースがほとんどです。
加齢以外の原因としては
●眼精疲労(スマホやPCを日常的に長時間見る人など)
●紫外線を長時間浴びる
●顔面の血流不全(顔が冷えている人など)
●無表情
などがあります。
40歳以上女性に頻繁にみられるラインですが、
近年では20歳代の方であってもゴルゴ線に悩まされている方はいらっしゃいます。
スマートフォンの普及やデスクワーカーの増加が
若年層におけるゴルゴ線・インディアン線の増加を招いていることが予想されます。
【ゴルゴ線を解消するための施術ポイント】
ゴルゴ線を解消するためには、
頬の筋肉を引き上げる作用がある筋肉のコンディションを整えることが重要です。
具体的には、
大頬骨筋、小頬骨筋、上唇挙筋、口角挙筋が主なターゲットになります。
施術ではこれらの筋を徒手的に誘導し、リフトアップすることで頬周囲の筋肉に張りが出て
ゴルゴ線が目立たなくなっていきます。
テキストでアプローチ方法を伝えるのは少し難しいですが
基本的には外側・頭方に誘導(リフトアップ)しつつ、
筋繊維を横断するような形でリリースをかけていきます。
しかし、施術だけで終わってしまうと効果は長続きしません。
お客様自身にセルフエクササイズとして、
大頬骨筋や小頬骨筋を引き上げるトレーニングも処方しましょう。
両方の口角を左右均等に引き上げる運動をすればOKです。
非常に単純ですよね。
ですが、日本人は国際的見ると表情変化の乏しい人種なので
表情筋が萎縮しやすい傾向にあります。
意識的にトレーニングして筋肉を刺激してあげることが、
ゴルゴ線の解消・予防につながるのです。
【おまけ:頬骨を引き上げてゴルゴ線を解消する】
ここからは骨格レベルの話になります。
少し応用的な話になりますが、
参考にしていただけますと施術の幅が一段と広がると思います。
「頬骨を引き上げる」
この操作を施術の中に組み込むことで、より一層ゴルゴ線が綺麗に消えてくれます。
その理由としては、大頬骨筋や小頬骨筋が頬骨に起始を持つことに起因します。
頬骨自体を上方に引き上げることによって、
そこに付着する筋肉も二次的にリフトアップさせることが出来る、というわけですね。
これはお客様ご自身では難しい部分だと思いますので、
我々セラピストが施術の中で提供してあげましょう。
具体的な方法が知りたい方は、ぜひセミナーにいらしてください。
痛くなく、力もいらない方法でお伝えさせていただきます。
今回の記事は以上になります。
ここまで読んで下さり、本当にありがとうございました!
鈴木正道
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