小顔矯正講師の鈴木正道です。
今回の記事では、
『内臓脂肪と皮下脂肪の違いについて解説!』
というタイトルでお伝えしていきます。
「体脂肪を落としたい・・・!」
「余計な脂肪を減らしたい・・・!」
多くの方が悩む部分だと思います。
ヒトは加齢とともに代謝が低下するので、
脂肪組織が身体に生じやすくなります。
今回の記事では、代表的な2つの脂肪組織である
「内臓脂肪」と「皮下脂肪」について解説していきます。
どちらもよく見聞きする脂肪ですよね?
しかし、この両者の違いを明確に説明できる方は意外と少ない気がします。
内臓脂肪と皮下脂肪に関する理解を深めることで、
それぞれの脂肪が付いてしまう原因と解消法を導くことが出来ます。
ご自身やお客様の体のケアに非常に有用な知識になるかと思いますので、
是非、参考にして頂けますと幸いです(^^)
さて、この手の話をすると
「脂肪は悪者!」
というイメージが先行してしまうので、脂肪の役割もざっくりと解説しておきます。
体脂肪は、人間の体のうち約2割を占めていると言われています。
大切な臓器を保護したり、体温調節に貢献している組織です。
つまり、身体にとって決して悪者ではないということですね。
ただ、必要量を上回ってしまった場合には、その限りではありません。
その理由を内臓脂肪、皮下脂肪に分けて解説していきましょう。
【内臓脂肪とは・・・?】
内臓脂肪は「胃、腸、肝臓など内臓のまわりに付く脂肪」のことです。
その名の通りですね。
実際は、胃や腸の周りにある大網脂肪や腸間膜脂肪という形で付着しています。
生活習慣病と関係が深いのは内臓脂肪の方です。
内臓脂肪がつきすぎてしまうと、 血液中の糖分を上昇させ血糖値を上げたり、
血圧を維持できなくなると血圧上昇の原因になったりします。
また、血液の中の中性脂肪やコレステロールを増やしてしまうなど、
身体にさまざまな悪影響を与えてしまいます。
【内臓脂肪がつく原因について】
では、この内臓脂肪はどうして付いてしまうのか?
どうやって落とせば良いのか?
という部分について解説していきます。
内臓脂肪が体につく原因として考えられるのは、食べすぎや運動不足です。
女性と比べて男性の方が内臓脂肪はつきやすいとされています。
また、内臓脂肪はつきやすい反面、落としやすい組織でもあります。
内臓脂肪は、皮下脂肪に比べて1個の脂肪細胞の大きさが小さく、代謝活性が高いことがわかっています。
つまり、エネルギーとして消費されやすいということです。
胃や腸と直結しているために、門脈を通じて肝臓に糖分や遊離脂肪酸などの
エネルギーを送ることができるので、エネルギーの出し入れがしやすいのです。
主に糖質の過剰摂取が原因となるケースが非常に多いです。
過剰な糖質制限をする必要はないですが、
低GI値の食品を選ぶなどの工夫をすることが望ましいと考えられます。
【皮下脂肪とは・・・?】
皮膚と筋肉の間に蓄えられる脂肪のことです。
寒さや衝撃など、外の刺激から守るクッションの役割を果たしています。
ただし、皮下脂肪が異常に増えると見た目だけでなく、膝や腰など整形外科的疾患のリスクが高まります。
後述しますが、皮下脂肪は、内臓脂肪に比べて落としくいという厄介な特徴があります。
【皮下脂肪が付く原因について】
皮下脂肪も、内臓脂肪と同じく運動不足や食べすぎが原因となることが多いです
一般的には、男性よりも女性に多くつきやすいと言われています。
こちらも食事の見直しや、運動習慣を設けることが大切なのですが
内臓脂肪と比較すると落としにくいという特徴があります。
皮下脂肪は内臓脂肪の後に燃焼するといわれています。
内臓脂肪燃焼➡︎皮下脂肪燃焼の順序というわけです。
内臓脂肪を先に解消しないといけないので、
落とすのは長期間的なアプローチとなります。
ちなみに、手っ取り早く皮下脂肪を解消する方法として脂肪吸引がありますが、
個人的には全くお勧めしません。
あれは皮下脂肪だけを選択的に吸い取るので、内臓脂肪の絶対量は全く変化しません。
つまり、生活習慣病の予防的な効果はまるでないことになります。
しかも、皮下脂肪を吸引する過程で、どうしても皮下組織を傷つけてしまいますので、
周囲組織の癒着形成にも繋がります。
急がば回れ。
地道に食事と運動を大切にするのが、遠回りなようで近道です。
ファスティング等の体系化された食事療法もあるので、気になる方はセミナーで聞いてみて下さい。
今回の記事は、以上になります。
ここまで読んで下さり、本当にありがとうございました!
鈴木正道
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