小顔矯正講師の鈴木正道です。
今回お伝えしたいメッセージとしては、
「絶対に強い力で小顔矯正をしないでください!!」
という内容です。
どこの団体でも強い力を用いる施術はNGとしている場合が殆どです。
強い力で施術をすれば痛みを伴いやすいので、お客様は嫌がります。
お客様が嫌がるならダメに決まっている。
当たり前の話ですが、ここでは更に掘り下げた話をしていきます。
強い力の施術がお客様の身体にどのような弊害をもたらすのか??
施術効果の観点からご説明していきます。
【何故、強い力の施術は逆効果なのか?】
表題に記載しましたように、強い力の施術は逆効果です。
効果が薄いという話ではなく、かえって悪化するのです。
その原因を解説していきましょう。
●顔面筋の防御性収縮を招くから
「防御性収縮」
セラピストであれば、見慣れた言葉かと思います。
・不快刺激の入力
または
・不快刺激の入力を予期すること
によって生じる筋収縮の総称です。
そして、不快刺激の中でも最も頻度として多いのが「痛み」です。
強い力で行われる施術は、お客様の身体に防御性収縮を生じさせます。
そして、ヒトの身体で防御性収縮を生じやすい代表的な部分は顔面です。
顔こそ最も防御性収縮が起こりやすいのです。
痛みはもちろん、悪臭、騒音、不安、怒り、憂鬱
いずれも表情を引きつらせますよね?
それくらい顔面の筋肉は繊細で、些細な刺激に対しても敏感に反応します。
そんな顔面に行う施術に痛み刺激が伴えば
顔面筋は一瞬で防御性収縮を生じて、固く凝り固まってしまいます。
筋肉をほぐす、筋膜をリリースするどころの話ではありませんね。
筋肉の硬さが顔面の歪みを招いているのに
施術によって更に筋肉を硬くしてしまっては悪化するのは自明です。
●一次呼吸を制限する不快刺激
2つ目の理由としては、不快刺激によって一時呼吸が制限されてしまうからです。
一次呼吸とは頭蓋骨の縫合部における微細な動きです。
脳脊髄液の産生と吸収のリズムによって、規則的に行われる運動です。
この一次呼吸が適切に行われていないと、我々の脳内には脳脊髄液が貯留してしまいます。
その結果、頭痛や耳鳴りなどの脳圧亢進症状が引き起こされます。
身体症状として現れていなかったとしても、見た目上の影響は確実に発生します。
脳脊髄液が貯留してしまうということは、頭蓋骨が可動性を失っていることを意味します。
脳脊髄液が貯留が貯留した頭蓋骨は歪みが発生します。
縫合の屈曲・伸展が正常に機能しなくなってしまうからです。
例えば、脳脊髄液の貯留によって前頭骨は前方に偏位します。
その前頭骨からの圧迫によって頬骨が左右に広がってしまいます。
頬骨の出っ張りがコンプレックスになっている方は、多いと思います。
そんなコンプレックスを抱えている人は、原因の1つに脳脊髄液の貯留があるかもしれません。
つまり、強い力で施術をした場合、その施術の力が不快刺激となり、一次呼吸が制限。
結果として、頭蓋骨の歪みを引き起こしてしまう結果となります。
●コンプレックスの戻りに繋がる
強い力の施術は、コンプレックスの戻りに繋がります。
施術をして一時的に小顔効果が得られたとしてもその効果はすぐに元に戻ってしまいます。
それは何故か?
ここにも脳脊髄液の貯留が関係しています。
仮に一時的に小顔効果が得られたとしても、脳脊髄液が溜まったままなので骨の歪みが後から出てきてしまいます。
コンプレックス・症状の戻りはお客様とのラポール形成において、マイナスの要素が大きいです。
そういった側面においても施術の強さにはこだわるべきです。
本日のメールは以上となります。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。
本日も良い1日をお過ごしください♪
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