小顔矯正講師の鈴木正道です。
今回の記事では、
『鼻の歪みを調整する為のポイントを徹底解説』
というテーマでお伝えしていきます。
鼻筋が真っすぐに通っているか、それとも曲がってしまっているかは見た目に大きな影響を及ぼします。
鼻は顔のセンターに存在するパーツですからね。
その鼻の形は、意識しなくても自然と目に入るものです。
それ故に、ご自分の鼻の形がコンプレックスになってしまっている
お客様は多数いらっしゃいます。
今回は、そんな鼻の歪みに対してどこにアプローチすべきか??
というお話をしていきます。
日々のお仕事の参考にして頂けますと幸いです。(^^)
【鼻骨と前頭骨に注目すべし】
今回は骨格レベルのお話を中心にさせて頂きます。
まず、ヒトの鼻というのは鼻骨という骨と軟骨で構成されています。
鼻骨とは鼻を形作っている骨なのですが、鼻全体に存在するわけではありません。
鼻骨が存在するのは、鼻の中でも眉間に近い部分に限局しています。
鼻の中央から下方にかけては軟骨組織によって形成されていますね。
この鼻骨なのですが、頭蓋骨を構成する23個の骨の中では比較的小さく、且つ、動きやすいという性質があります。
動きやすい=歪みやすい
という風に置き替えて考えることができますね。
鼻の歪みを修正する時は、この鼻骨の左右偏位を修正していくことになります。
しかし、
鼻骨だけを調整しようとしても、なかなか上手く調整できないケースが度々存在します。
それは、多くの場合、前頭骨が原因となっている場合は非常に多いです。
前頭骨(ぜんとうこつ)とは、頭蓋骨の中でも“おでこ”の部分を構成する骨です。
この前頭骨が二次的に鼻骨を歪ませているケースが存在するのです。
どういうことかと言うと、前頭骨の歪みが鼻骨の歪みに先行することがあります。
前頭骨は歪みを生じると、前方+下方に偏位するという性質があります。
そして、その歪みの方向に前頭骨が偏位すると、それは鼻骨を圧迫する結果となります。
つまり、前頭骨の重みが鼻骨にのしかかる形になるということですね。
この状態で鼻骨を調整しようと思っても、なかなか調整は上手くいきません。
鼻骨の修正に前頭骨からも圧迫がブレーキをかけてしまいます。
つまり、前頭骨の歪みを調整してからでないと、鼻骨の調整はうまくいきません。
この施術の順番を意識するだけでも、施術効果は大きく変化していきますよ。
【頬骨の前方偏移にも注意すべし】
頬骨も鼻骨の歪みに影響を及ぼします。
頬骨には外側への歪みと、前方への歪みの2パターンが存在します。
そのうち、前方への歪み(頬骨の前方偏移)が鼻骨の歪みに大きく影響します。
頬骨が前方に偏位すると、その内側に位置する
上顎骨は頬骨から突き上げられるように圧迫を受けます。
すると、上顎骨は前方+内側に偏位を起こします。
そして、上顎骨が内側に偏位するということは、鼻骨はも上顎骨から圧迫を受ける形になりますね。
例えば、右側の頬骨が前方に歪んでいたとします。
その場合は、上顎骨からの圧迫によって、鼻骨は左側に偏位することになります。
このように、鼻とは無関係にように感じられる頬骨であっても、実は鼻骨の歪みに関連しているのです。
【まとめ】
今回の記事でお伝えしたかったことを一言でまとめると
「歪みの原因は、他の場所に存在する。」
ということです。
この考え方は、他の小顔矯正でも、骨盤矯正でも、腰痛や肩こり治療であっても、
同様に当てはめることが出来ます。
どうしても、ある一カ所が歪んでいると、
その部分に原因があるかのように錯覚してしまいがちです。
そんな時は、一歩立ち止まって
「そもそも何故、この歪みは生じているのだろう??」
という視点で考察することが重要になります。
この視点を持つことで、お客様や患者様が抱える悩みの根本改善への近づくことが出来ます。
そして、僕のセミナーに来てくれる受講生さんには、
この考えを持ってお客様や患者様に関わって欲しいからこそ、
日常生活や食生活へのアプローチにも非常を置いてセミナーをさせて頂いています。
歪みの根本原因は突き詰めると、対象の方のライフスタイルが根底には存在しますからね。
その部分を如何に見逃さずに関われるかが勝負になってきますよ(^^)
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!
鈴木正道
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