小顔矯正講師の鈴木正道です。
今回の記事では、
『小顔矯正で修正可能な鼻の歪みと、修正不可能な鼻の歪み』
というテーマでお伝えしていきます。
鼻の歪みには、種類が複数存在します。
過去の記事で解説した“ブタ鼻”も広義には鼻の歪みと捉えることができるでしょう。
今回の記事での鼻の歪みの定義は、
「鼻筋が左右どちらかに偏位してしまっている状態」
とします。
鼻筋が綺麗にシュッと真っすぐだと、格好が良いですよね。
モデルさんや女優さん、俳優さんの顔を見ると
ほとんどの方は、鼻筋が綺麗に通っています。
鼻は顔の中心にあるパーツですし、見た目に与える影響力も強いのです。
それでは、前置きはこの辺にして
鼻の歪みを生じさせる原因ついて解説していきます。
【そもそも矯正不可能な鼻の歪み】
まずは、徒手的に修正困難な歪みの原因に触れていきます。
●強い外傷による歪み
これはスポーツ事故などの高エネルギー損傷によって鼻が歪んでしまった場合です。
プロ格闘家の方の鼻は大体このタイプの歪みです。
これを治すのは美容整形外科の領域になります。
●鼻中隔湾曲症による歪み
鼻中隔湾曲症(びちゅうかくわんきょくしょう)と読みます。
私たちの2つの鼻の孔は、鼻中隔と呼ばれる仕切りによって隔てられています。
この仕切りが左右どちらかに弯曲してしまうことで、
鼻全体が曲がってしまうタイプの歪みです。
大多数の成人の鼻中隔は左右どちらかに曲がっているので
大きく心配する必要は少ないです。
その曲がりが強すぎると、見た目上の問題を生じるということです。
こちらも美容整形外科の領域ですね。
カイロの世界には鼻の孔に施術者の指を差し入れて、
鼻中隔の位置を修正する技もあるようです。
しかし、僕の個人的な見解としては粘膜接触を行う施術は危険だと思います。
鼻中隔は出血しやすい部位ですし、感染症も心配です。
気になる方は医師の診察を受けることが望ましいかと思います。
【小顔矯正で修正可能な鼻の歪み】
続いては、我々の施術で改善可能な鼻の歪みについて解説していきます。
●筋肉による歪み
まず、最初に考えるのが顔面筋の歪みによる影響です。
鼻には複数の筋肉が付着します。
・鼻筋(横部)
・鼻筋(翼部)
・上唇鼻翼挙筋
・鼻根筋
などなど
この筋肉達は基本的に左右1対存在します。
そのどちらかの筋肉が短縮していたりすると、
牽引力の不一致が生じて、鼻の歪みに繋がります。
筋短縮の原因は多岐にわたりますが、
個人的には姿勢不良が関与しているケースが多いように思います。
筋肉のリリースを終えたら、姿勢矯正もしてあげましょう。
●骨格の歪みによる影響
鼻の歪みは骨格による影響も大きいです。
歪みに主に影響を及ぼすのは、 「鼻骨」と「頬骨」です。
鼻骨は前頭骨と上顎骨にそれぞれ縫合を持っており、
顔面骨の中では比較時動きやすいタイプの骨であると考えられています。
頬骨に関しては、間接的に鼻の歪みを引き起こします。
頬骨が前方偏移してくると、上顎骨が頬骨からの圧迫を受けます。
その圧迫力が上顎骨から鼻骨に伝わり歪みを生じます。
この辺は文字だと伝わりにくいですね。
動画でお伝えさせて頂きます。
●顎関節の歪みによる影響
顎関節も骨格なので、骨格の歪みとして記載しても良いのですが
あえて細分化させて頂きました。
顎関節の歪みで鼻骨に影響を及ぼしやすいのは、『顎位偏位症』と呼ばれる歪みです。
この歪みは下顎骨が左右どちらかに偏位してしまう状態を指します。
例えば、下顎骨が正中位から右に偏位したとします。
すると、顔面の左側の組織は伸長されます。
反対に、顔面の右側の組織は短縮します。
この左右の軟部組織の歪みが鼻の歪みに波及していくのです。
この場合は、主に皮膚や筋膜からの牽引力によって鼻が曲がります。
私たちの皮膚や筋膜は全身をタイツのように覆っています。
昔テレビでやってたモジモジ君みたいなイメージですね。
全身を覆うという性質上、一カ所が短縮したりすると
その分の伸長力が対局の部位に加わることとなります。
下顎骨の右側偏位により、左側の皮膚や筋膜が伸長されます。
その伸長力が鼻の歪みに波及するということです。
下顎骨の調整テクニックは比較的メジャーな手技の1つだと思います。
噛み合わせの改善効果もありますので、
かなりセラピスト向けのテクニックではないでしょうか。
僕も小顔矯正スタートアップセミナーというセミナーでお伝えしているので、
もし興味がある方はいらしてみて下さい。
手前味噌ですが、かなり良い内容になっていると自負しています。
本日のメールは以上となります!
ここまで読んで下さり、ありがとうございました!
今日も良い1日をお過ごし下さい♪
この記事へのコメントはありません。