小顔矯正講師の鈴木正道です。
今回の記事では、
『近年注目されている「ファイトケミカル」とは何かを徹底解説!』
というタイトルでお伝えしていきます。
皆さんは、
「ファイトケミカル」って聞いたことがあるでしょうか?
巷では、
「身体に良い物質である」とか
「若さを保ち続けるための栄養素」とか
言われたりしています。
健康番組なんかでも取り上げられたことがありますね。
今回は、そんなファイトケミカルについて
改めて基礎的な部分を解説する記事を書こうと思って取り上げてみました。
「ファイトケミカル?初めて聞いた。」
という方に向けて書かせていただきますので、
ぜひ、日々の栄養指導や食事に役立てていただけますと幸いです(^^)
【ファイトケミカルとは・・・?】
「ファイトケミカル」は主に植物に入っている栄養素で
「ファイト」が「植物」
「ケミカル」が「成分」
という言葉を意味しています。
直訳するとに、
「植物成分」となりますね。
野菜・果物・豆類・芋類・海藻類・お茶やハーブなど植物性食品の色素や香り、アクなどの成分から発見された化学物質です。
パプリカなどの色鮮やかな色素を構成する成分や
海藻類特有のネバネバ成分などは総じてファイトケミカルに区分されます。
ここからは、ファイトケミカルはなぜ身体に良いのか?
という部分を掘り下げていきます。
【ファイトケミカルは何故、身体に良いのか?】
ここが重要な部分ですよね。
ファイトケミカルが身体にもたらす効能としては、
「活性酸素」の存在が大きく関与しています。
「ファイトケミカル」を摂取すると活性酸素から身を守る働きが強くなります。
それは身体の抗酸化力・免疫力アップにつながり、健康維持・改善に役立ちます。
活性酸素って・・・?
一般的に『酸素』と聞くと、体に良いものであるとイメージすると思います。
確かに、私たちは空気中の酸素を体に取り込み利用することで、生命活動に必要なエネルギーを食べ物から得ることが出来ます。
(言い方を変えると、食べ物を酸素で酸化させることで、必要なエネルギーを手に入れることが出来ています。)
つまり、酸素は物を酸化させる性質があるということです。
例えば、金属が錆びるのも酸化ですし、カットした果物が茶色く変色するのも酸化です。
では、物を酸化させる酸素を体に取り込んだ場合はどうでしょうか?
食べた物だけが酸化されるのであれば問題ありませんが、酸素は私たちの細胞も酸化させてしまいます。
細胞の酸化=細胞の老化です。
もちろん、呼吸によって取り入れた酸素全てが細胞を酸化させる方向に作用するわけではありません。
大部分は水素(H)と結びついて無害な水(H2O)になります。
しかし、一部の酸素は余分な分子を取り込んで、過酸化水素(H2O2)となってしまったりします。
この状態となった酸素が『活性酸素』と呼ばれています。
そして、活性酸素は酸素の中でも特に強い酸化力を持っています。
細胞を老化させてしまうのは主にこの活性酸素であると言われています。
つまり、活性酸素は細胞の老化現象を招いてしまう物質になる
という解釈で問題ないかと思います。
【ファイトケミカルは何に含まれている?】
赤ワインの「ポリフェノール」は抗酸化食品として有名です。
ポリフェノールは代表的なファイトケミカルです。
また以下の「ファイトケミカル」も皆さんに馴染み深い食品ではないでしょうか。
ざくろ→エラグ酸 りんご→ケルセチン ブルーベリー→アントシアニン
大豆→イソフラボン 人参→カロテン トマト→リコピン レモン→レモネン
緑茶→カテキン ホウレン草→ベータカロテン
その他にも現在、発見されている数は約1500種類と多種に含まれています。
今回は、抗酸化作用にフォーカスしてお伝えしているので、
抗酸化作用の高いファイトケミカルを多く含む食材をご紹介すると、
「緑色が濃い野菜」というのは抗酸化作用の高い
ファイトケミカルを多量に含む傾向があります。
具体例としては、ブロッコリーやモロヘイヤですね。
もちろん他の野菜でも良いのですが、この2つは僕が調べた中でもダントツでしたので、
苦手でなければ優先的に摂取することが望ましいと思います。
日々の食事から抗酸化力を高めて、
老化現象を食い止めるようなアプローチに役立てていただけますと幸いです。
今回の記事は以上になります。
ここまで読んで下さり、本当にありがとうございました!
鈴木正道
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