小顔矯正講師の鈴木です。
今回は、『ブタ鼻の原因と解消法』というテーマでお届けしていきます。
誰しもスッとした鼻スジに憧れます。
逆に、鼻の穴が前を向いてしまうブタ鼻がコンプレックスになりがちです。
正面に誰かが立っている場合は、相手の顔に自分の鼻の穴が向いてしまうことになります。
正面にいるのが自分が好意を寄せる相手だった場合などは、
「自分の鼻の向きが気になって会話に集中できない…」
なんてこともあるかもしれません。
メイクでもカバーしずらい部分なので、余計にやっかいですよね。
しかし、こんなやっかいなブタ鼻でも小顔矯正テクニックによって改善可能です。
ブタ鼻を治す為に治療する部位は主に3つです。
その代表的な3つのポイントについて解説していきます。
【ブタ鼻を改善する為にアプローチするべき筋肉】
まずは筋肉に着目していきましょう。
ブタ鼻を改善する為に治療する筋肉は以下の2つです。
●鼻を持ち上げてしまう“鼻根筋”
まずは鼻根筋です。
この鼻根筋の治療が非常に重要です。
鼻根筋は起始が鼻骨下部、停止が眉間の皮膚となっています。
鼻の上から眉間に向かって走行する筋肉なので、作用としては鼻に眉間の皮膚を鼻の方向に引き下げる作用があります。
上記のように、鼻の引き上げるのではなく、眉間の皮膚を鼻の方向に寄せる筋肉なので、直接的にはブタ鼻の原因にはならなそうです。
しかし、鼻根筋が固くなってくると、鼻根筋が短縮位となり、鼻の皮膚や筋膜組織が上方に引き上げられる現象が発生します。
これがブタ鼻の原因となってしまいます。
特に花粉症などでは、鼻周囲が慢性的に不快刺激にさらされています。
筋肉への不快刺激は、その筋肉の異常筋緊張を高めます。
それは鼻根筋も例外ではありません。
そして、異常筋緊張が長時間続いた筋肉は短縮します。
短縮とは、筋肉が本来の長さよりも短くなることです。
筋肉が短くなれば、当然、起始と停止は接近します。
鼻根筋の起始と停止が接近する。
つまりは、ブタ鼻の出来上がりですね。
治療方法としては、鼻根筋の筋膜を下方にリリースしましょう。
加えて、免疫機能を高めるような内臓アプローチも一緒に提供すれば花粉症の症状も軽減できて一石二鳥ですね。
鼻根筋、治療してあげましょう。
●見逃されがちな“鼻筋”
鼻筋(はなすじ)ではなく、鼻筋(びきん)と読みます。
鼻筋は鼻の両サイドに存在する筋肉です。
横部と翼部が存在し、それぞれ鼻の穴を拡げる作用と鼻の穴を狭める作用があります。
互いが拮抗する作用を持っているということです。
そして鼻の穴を広げる作用を有しているのは、鼻筋翼部の方です。
鼻の外縁に軽くタッチして、緊張を緩めてあげましょう。
こちらの筋肉も、先ほどの鼻根筋と同様に花粉症などで固くなってしまいます。
後は、強い力で鼻をかみ過ぎても、その刺激が鼻筋を固くしてしまうこともあります。
その場合は左右の鼻でかむ頻度に違いがあると、鼻の穴の開き具合にも左右差が発生したりします。
予備知識として押さえておいて頂ければと思います。
【頬骨・上顎骨の開きによるブタ鼻】
最後は、骨格レベルの話です。
頬骨、上顎骨の開きがブタ鼻の原因になっているケースがあります。
この骨格の歪みは鼻腔の左右方向の拡大に関与します。
まずは、上顎骨について触れていきます。
上顎骨は左右一対存在し、その間は上顎間縫合という縫合で連結されています。
この上顎間縫合が開いてしまうと、2次的に左右の鼻腔が外側に偏位します。
その結果、鼻の穴が拡大してしまうというわけです。
そして、上顎骨が外側に開いてしまう原因の一つに頬骨があります。
頬骨の出っ張りが悩みの方は大勢います。
フェイスラインはシャープな方が喜ばれますからね。
そんな頬骨の出っ張りが上顎骨の歪みを2次的に引き起こすパターンが存在します。
頬骨と上顎骨は上顎頬骨縫合という縫合で連結しています。
この縫合の緩みが一切なく、かつ頬骨の開きがある場合は上顎も頬骨に引かれて外側に開いてしまいます。
つまりは、鼻の穴の拡大に関与するということですね。
頬骨、上顎骨の開きを調整することが鼻のコンプレックス改善に有効です。
【まとめ】
・鼻根筋の短縮が鼻を上に引き、ブタ鼻の原因になる。
・鼻筋の固さも鼻腔を拡大してしまう原因になる。
・上顎骨の開きが、鼻腔拡大に。
・頬骨の開きが上顎骨を引っ張ってしまう場合あり。
今回のメールは以上となります。
・X、旧ツイッターで投稿の感想をお待ちしてます↓
https://x.gd/2FYsF
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
本日も良い1日をお過ごし下さい♪
この記事へのコメントはありません。