こんにちは、小顔矯正講師の鈴木です。
今回は、『おでこのシワを改善するためのポイント』をお伝えしていきます。
おでこの横シワって、嫌ですよね。
男女共通しておでこの横シワがあると一気に老けて見えてしまいます。
おでこのシワがコンプレックスになっている女性は多いです。
セラピストとして、是非そのコンプレックスを解決できるようになって頂ければと思います。
たった2カ所で本当に効果が出ます。
治療部位さえ分かってしまえば、アプローチに必要なハードルは非常に低いものになります。
今回の内容をご参考にして下さい。
【おでこの横シワは何故できる?】
まずは原因から確認していきましょう。
横シワができてしまう原因は表情筋の筋力低下です。
筋力低下による原因と一番は加齢ですね。
年を重ねると足腰の筋力は衰えますよね?
衰えた筋肉はたるんでハリがなくなります。
顔の筋肉も例外ではありません。
加齢によって重力に逆らうことが出来なくなり、下方に引きさがってきます。
この加齢+重力のコンボがおでこに横シワを作るのです。
【最初にアプローチするべき“帽状腱膜”】
表題の通りです。
おでこの横シワを治療する時は、最初に帽状腱膜を治療しましょう。
帽状腱膜とは、“腱膜”とありますが実際は筋膜組織の一種です。
頭頂部~後頭部を広く覆う、薄くて丈夫な結合組織の膜です。
ヘルメットのように頭部を広く覆っています。
前頭筋・後頭筋・側頭頭頂筋と結合し、皮膚とは密に連結しています。
『頭の筋肉をひとまとめにしている筋膜』と認識して頂ければ十分です。
アナトミー・トレインでは『スーパー・フィシャル・バックライン』の一部ですね。
足底筋膜を筋膜ラインのスタートとした時に、ゴールにあたるのが帽状腱膜です。
この帽状腱膜が重力によって下に引っ張られると
最初に影響を受けるのはおでこに存在する“前頭筋”です。
前頭筋の上に帽状腱膜の重みがのしかかるわけです。
そうなれば、前頭筋は圧迫を受けてシワが出来やすくなってしまいます。
『おでこの横シワを改善する』というと、いきなりおでこを触ってしまいそうですがNGです。
まずは、帽状腱膜をリフトアップ、もしくは緩ませることで前頭筋の負担を解放してあげましょう。
帽状腱膜の治療をせずに前頭筋の治療をしていても効果は半減です。
一次的な効果が出たとしても、すぐに戻ってしまいます。
マイナーな帽状腱膜ですが超重要ポイントですので、是非覚えて頂ければと思います。
【王道の治療ポイント“前頭筋”】
先ほどから何度も名前が出ていますね。
おでこの横シワを治療する上で、メジャーポイントとなるのは前頭筋です。
前頭筋は帽状腱膜から起始し、眼輪筋、鼻根筋と線維を交叉させ、眉間と眉部の皮膚に停止します。
眉を引き上げる作用があります。
前頭筋が収縮するとおでこに横シワができます。
筋繊維が縦方向に走行していることをイメージして頂ければ、
この筋肉が収縮することで横シワが発生することは容易に想像できると思います。
ここで気をつけて欲しいのが、前頭筋が収縮しても、加齢でたるんでも、どちらの場合でも横シワが発生するということです。
そして多くの場合、前頭筋がたるんでしまうことに起因する横シワが非常に多いです。
たるんだ前頭筋の線維や筋膜を上方にリフトアップしてあげましょう。
繰り返しますが、先に治療すべきは帽状腱膜です。
前頭筋をリフトアップしようにも、帽状腱膜が前頭筋を上から押さえつけるようにのしかかっていたら、前頭筋を引き上げるのは困難です。
治療の順番をちょっとでも意識すだけで、治療効果は跳ね上がります。
この“ちょっとの意識”を可能にするのは解剖学の知識です。
解剖学というベースの知識があるからこそ、施術効率や施術効果を簡単に高めることができます。
テクニックの習得も大切ですが、同じくらい解剖学や生理学の知識を学習することは大切です。
テクニックのみに終始した学習方法はすぐに伸び悩むことになります。
原理原則となる知識に裏付けされたテクニックこそ本物です。
もし小顔矯正テクニックを学ぼうとしているのであれば、テクニックと知識の両方をセットで学んで頂くことを強くお勧めします。
最後にまとめに移ります。
【まとめ】
・最初に治療するべきなのは帽状腱膜。
・帽状腱膜を治療することで前頭筋が解放される。
・前頭筋おでこの横シワのメジャーポイント
・前頭筋のリフトアップが横シワ改善に繋がる。
今回は以上になります。
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ここまで読んで下さり、ありがとうございました。
本日も良い1日をお過ごしください♪
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