小顔矯正講師の鈴木正道です。
今回の記事では、
『ぽっこりお腹(胃下垂)を直す方法を徹底解説!』
というテーマでお伝えしていきます。
お腹周りがぽっこりと出てしまいう。
この現象については男女ともに気になるものです。
肥満によってお腹が出てしまう方が一般的にはイメージされますが、
中には「痩せ型にも関わらずお腹が出てしまう現象」が存在します。
それは、多くの場合「胃下垂」が影響していること可能性が非常に高いと言えます。
胃下垂とは、胃の位置が前下方に変異してしまう現象ですね。
これが生じると腹壁が内側から胃に押し出される形になるので、結果的にはお腹が出てしまうというわけですね。
この胃下垂を修正するポイントを解説していきますので、
是非参考にして頂きますと幸いです。(^^)
【骨盤の開きを修正する】
まずは骨格レベルの話からしていきます。
骨盤の開きとは、「腸骨の後傾」を意味します。
簡単に伝えると左右の腸骨(場合によっては寛骨)が外側変異してしまって、
骨盤腔が広がっている状態ですね。
骨盤内には大腸や小腸が位置しています。
骨盤腔が拡大することで、そのスペースに大腸・小腸が移動します。
つまり、腸の位置が下方にズレる事になります。
この腸のズレが胃の下方変異、つまり胃下垂を引き起こすのです。
胃と大腸(横行結腸)は、大網という腹膜で繋がっています。
腸が下方に下がると、腹膜を介して胃も下方に牽引されてしまうというわけですね。
だからこそ、骨盤の広がりを抑える事で腸の下方変位を修正。
そこから胃下垂が生じる原因を改善していくというわけです。
【腹横筋や骨盤底筋の強化】
やはり筋トレも重要であるというお話です。
筋肉(骨格筋)の力で胃を正しい位置にとどめて置けるようにするという作戦です。
その中でも特に重要なポイントは「腹横筋」と「骨盤底筋」です。
腹横筋は下位肋骨、鼠径靱帯、腸骨稜、胸腰筋膜を起始とし、
腱膜に移行して腹直筋鞘に付着する筋肉です。
いわゆるインナーマッスルの1つですね。
下位肋骨を下方に引き、腹圧を高める作用があります。
この筋肉を視覚的に確認すると、コルセットのような形をしています。
腹横筋がしっかりと収縮する事で内臓を定位置に留め、
胃が前下方に変異してしまうことを防ぐ事ができます。
骨盤底筋は、鼻骨筋、深会陰横筋、尿道括約筋、肛門挙筋などの総称です。
特定の筋肉ではなく、複数の筋肉の集合体が骨盤底筋というわけですね。
この筋肉たちの役割としては、骨盤内臓器を下から支え、排尿、排便のコントロールする役割を担っています。
骨盤内にある臓器をハンモックのように下から支えているイメージですね。
また、この筋肉の張力は左右の骨盤を連結する作用も有しています。
つまり、この筋肉が弱ってきてしまうと内臓は下方に落下してしまいますし、骨盤も左右に広がってしまうという事になります。
この上記2つの筋肉を鍛える事が内臓を定位置に留め、骨盤を正しい形に固定してくれる事につながります。
腹横筋 筋トレ
骨盤底筋 筋トレ
と方法に関しては調べればいくらでも出てきます。
ご自分で継続して実践しやすいものをチョイスして、生活に取り入れて頂けますと幸いです。
【食事の取り方も工夫する必要がある】
やはり日常生活の中で改善できる部分は、改善していく事が大切になります。
ここの部分のアプローチが不十分だといつまでたっても、自立してコンプレックスを解消できないですね。
胃下垂になってしまう人は、やせ形で慢性的に食事の摂取量の少ないケースが多いです。
その為、食事は栄養価の高いものを胃に負担かけないようにして食べる工夫が必要です。
例えば一回の量を少なくし、食事を5~6回に分けたり、水分を少なめにし、消化しやすい形に調理してよく噛む。
たったこれだけの工夫でも、継続する事で胃下垂の程度に変化が現れると思います。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。(^^)
今回の記事は以上になります。
鈴木正道
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