こんにちは、いつもTOTALCAREアプローチ協会公式ブログをお読み頂き、ありがとうございます!
TOTALCAREアプローチ協会 代表の北爪です(^^)
当ブログを通して、解剖学や生理学、栄養学、美容、治療テクニックなどの情報を日々配信しています。
先日こんなツイートをしました↓
マリオネットラインの原因は1つに限定できないことが多いです。
大・小頬骨筋、広頚筋、口角下制筋、下唇下制筋の5つは確認しましょう。
筋力低下はないか?
筋短縮は起こしてないか?チェックしてみましょう。
— 北爪純一(理学療法士:PT) (@KitadumeJ) June 18, 2019
今回の記事では、
『マリオネットラインを解消するポイントについて解説』
というテーマでお伝えしていきます。
久しぶりに小顔矯正についての情報発信ですね。
前にもマリオネットラインについては解説していますが、その復習とプラスαもかねてお伝えしていきます。
マリオネットライン
40代くらいから徐々にコンプレックスになりやすい悩みだと思います。
美容整体分野で活躍するのであれば、是非ともそのメカニズムを知るべきです。
原因が分かれば、アプローチは簡単ですからね。
まずは知識にどんどん投資していきましょう(^^)
マリオネットラインとは?
マリオネットラインとは、唇の両端から縦に伸びる溝の深いシワを意味します。
これがあると一気に老けて見えてしまいます。
腹話術人形(マリオネット)の口元を思い浮かべてみて下さい。
縦に2本の線があって、その線に沿う様にして口がパカパカと動いていると思います。
あの線によく似ていることから「マリオネットライン」と呼ばれています。
マリオネットラインが出来てしまう原因とは??

次は原因についてです。
複数の要因が考えられますし、それらは多くの場合、複合的に関係しています。
メジャーな所から1つ1つ確認していきましょう。
頬骨筋の筋力低下(たるみ)
頬の筋肉のたるみが最もメジャーな原因です。
加齢によって顔面筋の筋力が低下していきます。
すると、顔面の筋肉は重力に逆らうことが難しくなって、垂れ下がるようになってしまうのです。
加齢で全身の筋肉がダルダルになってしまうのは、重力に負けてしまっている証拠というわけです。
「頬の筋肉」とざっくり表現されることが多いのは、筋力低下は顔面に全般的に生じるので限局した部位を記載することが難しいからです。
その中でも、特にマリオネットラインに影響する筋肉のたるみとしては、
大頬骨筋と小頬骨筋です。
この2つの筋肉が大きく関係しています。
大頬骨筋と小頬骨筋はそれぞれ頬骨から上唇の皮膚に付着する筋肉です。
唇を斜め上方に引き上げる作用があります。
この2つの筋肉が萎縮してしまうと、頬(そして唇)は垂れ下がってしまうことになります。
つまり、マリオネットラインに出来上がりということです。
対応策としては、大頬骨筋と小頬骨筋を鍛えてあげましょう。
頬を持ち上げることを意識して、笑顔を作ることでトレーニングになりますよ(^^)
広頚筋の筋力低下や筋短縮
筋力低下=たるみ
と考えて頂いて結構です。
筋短縮は筋肉が固くなってしまうことです。
広頚筋は頸部の前面を覆う様に走行している筋肉です。
この筋肉は口角を下方に引き下げる作用を持ちます。
つまり、意図的にマリオネットラインを作りたい場合は広頚筋を収縮させればいいわけです。
この広頚筋ですが、筋力低下や筋短縮によって筋肉の長さが短くなると、
24時間体制で口角を下方に牽引してしまうことになります。
つまり、マリオネットラインの出来上がりですね。
しかも、首の横シワの原因にもなる筋肉です。
この筋肉が固くなると、マリオネットラインと首の横シワのダブルパンチで老けてみえるようになってしまいます。
施術する内容としては、広頚筋のストレッチを行うようにしましょう。
長時間にわたるストレッチは防御性収縮を招いてしまうので、リズミカルに1秒おきにストレッチをかけていきましょう。
下唇下制筋や口角下制筋の筋短縮
下唇下制筋と口角下制筋は、
それぞれ読んで字のごとく下唇や口角を下に引き下げる筋肉です。
広頚筋と共同して働くことが多い筋肉達ですね。
この筋肉が固くなってしまうと、絶えず口角や下唇は下方向に牽引されてしまいます。
ストレッチやマッサージを通して、筋肉の伸張性を改善してあげることが重要になるでしょう。
しかも、この筋肉達が固くなってしまうとリフトアップ効果を出すことも難しくなってしまうという弊害も発生します。
リフトアップは主に頬の筋膜を捉えて、上方に引き上げる方法をとるのですが
下唇下制筋や口角下制筋が固いと、その固さがブレーキになって筋膜を十分に引き上げることができません。
マリオネットラインが発生していなくても、この2つの筋肉の硬さを見つけた場合には、
優先的にアプローチする筋肉であると言えます。
この筋肉の柔らかさや柔軟性を取り戻すことで、施術が一気にやりやすくなりますよ(^^)
今回の記事は以上になります。
ここまで読んで下さり、本当にありがとうございました!
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