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胃の生理学的作用。胃液の役割の重要性。

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TOTALCAREアプローチ協会講師の北爪です(^^)

 

今回も前回記事に引き続き、胃の内臓治療に関係するお話です。

前回記事では胃の解剖学や運動学を中心にお伝えしていますので、胃の解剖学的なイメージがまだ掴めていない方は前回記事からご覧いただくことをお勧めします。

前回記事:胃の内臓治療に必要な基礎知識。胃のイメージがつかないあなたに。

 

今回は、胃の内臓治療を行う上で重要な要素となる『胃の生理学的な役割』というテーマでお届けします。

内臓治療は機能的な解剖学のイメージはもちろんですが、各臓器の生理学的な役割を理解しているか否かでも、大きく治療効果が異なるという特徴があります。

つまり、対象となる臓器が“何処にあり、どんな役割を持つのか”を理解することが非常に重要になるということです。

 

胃の生理学的な役割について理解を深めていきましょう!

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胃の噴門側と幽門側の役割とは?

胃壁は3層構造となっており、内側から粘膜層、粘膜下層、筋層、と並んでいます。

そして、最も内側にある粘膜層は緩衝構造になっていて、食べた物を幽門方向へ滑らせる役割を担います。

 

胃の噴門側は食物を貯蔵する役割を担っており、壁には常に張力が存在しています。

胃の後半部分にあたる幽門側では、食物を撹拌し、均一化し、乳化する役割を担います。

(乳化とは粘り気のある液体状に変化させることを意味します。)

 

この幽門部の役割のため、胃の蠕動波は胃中部から発生して幽門側まで走行します。

胃が拡張すると、これらの蠕動波が刺激されるシステムになっています。

逆に小腸が拡張されると、胃の幽門側での活動が抑制されます。

この胃と小腸の関係性を胃腸反射と呼んでいます。

 

胃の主な機能

胃の主な機能は大別すると以下の2つになります。

  • 固形の食物をすりつぶし、脂肪を乳化し、タンパク質を前消化する。
  • 胃液を分泌する。

胃液の持つ役割とは?

胃液には、食べ物を消化したり、食べ物と同時に入ってきたウイルスや細菌の増殖をおさえたり、殺菌する「働き」があります。

1回の食事で約0.5L、1日平均2Lも分泌されると言われています。

 

ここからは、胃液の主成分ごとの分泌経路や役割を詳しく確認していきましょう。

粘液

粘液は胃の表面に存在する上皮細胞や胃腺の副細胞、噴門線、幽門線から分泌されます。

粘液にはアルカリ性の成分が含まれていて、胃液の塩酸を中和させます

この粘液が胃壁に粘液層を形成してくれるお陰で、私たちの胃は胃酸によって溶かされることなく、生活出来ているのです。

重炭酸イオン

重炭酸イオンは胃粘膜の上皮細胞から分泌されます。

胃液を構成する成分のうち、粘液と重炭酸イオンが胃壁を塩酸から守る役割を果たしています。

ペプシノゲン(ペプシノーゲン)

ペプシノゲンは、胃腺と体部線にある主細胞から分泌されます。

ペプシノゲンは塩酸と混ざる(pHが3より大きくなる)ことで「ペプシン」という消化酵素に変わり、たんぱく質を消化する働きがあります。

塩酸(胃酸)

塩酸は、胃腺にある壁細胞から分泌されます。

食物の消化を助けたり、食物と一緒に入ってきたウイルスや細菌の増殖をおさえたり、殺菌する働きがあります。

内因子

内因子とは、胃壁細胞によって作られる糖タンパク質の名前です。

胃内因子とも呼ばれる場合があり、回腸終端部におけるビタミンB12の吸収に必要不可欠な存在です。

ヒトにおいては、胃内因子のタンパク質は胃内因子遺伝子情報から合成されると言われています。

胃液の分泌の調整

胃液の分泌はどのような因子によって調整されているのでしょうか?

実は、胃液の分泌の引き金となるメカニズムは複数存在しています。

1つずつ確認していきましょう。

脳相

最初は脳相と呼ばれるメカニズムです。

これは主に中枢神経系からの刺激となります。

嗅覚、味覚、脳内のブドウ糖の欠乏により、迷走神経を経由して刺激されるメカニズムです。

胃相

続いて胃相と呼ばれるメカニズムです。

これは、胃の拡張、アミノ酸(特にトリプトファンとファニルアラニン)、Caイオンにより、胃液の分泌量が増えるメカニズムです。

腸相

最後は腸相です。

胃が食物を十二指腸に送り出すと、腸相が刺激されます。

胃のpHバランスが強酸性に傾いているために胃液の分泌は抑制されるますが、このときガストリンの放出も抑制されます。

ガストリンは胃の幽門付近から分泌されるホルモンであり、塩酸(胃酸)の分泌を促進する効果があります。

このガストリンの放出が抑制されることにより、壁細胞からの塩酸(胃酸)の分泌が抑制されます。

まとめ

  • 胃腸反射によって蠕動波が調整されている。
  • 胃液は殺菌作用と消化吸収の促進作用の2つが主な役割
  • 胃液の分泌調整は脳相、胃相、腸相が担っている。

 

今回の記事は以上となります。
ここまで読んで下さり、本当にありがとうございます。

 

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ABOUT ME
山口 拓也
山口 拓也
病院勤務を経て24歳で独立開業。24歳に病院で勤務しているにも関わらず、週末開業で100万を達成させる。本開業後も100万以上をキープしつつセラピストに治療技術を伝達するALLアプローチ協会を設立。わずか5ヶ月で協会の売り上げが月180万以上を達成し毎月40〜50人以上の受講生さんに治療技術を教える。開業志望のあるセラピストに経営のノウハウも伝え幅広い活動を行なっている。そして、女性が来やすいセミナー団体としてTOTALCAREアプローチ協会を設立した。
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