TOTAL CAREアプローチ協会

栄養吸収に欠かせない小腸に役割。小腸壁の構造や吸収プロセスについて。

こんにちは、いつもTOTALCAREアプローチ協会公式ブログをお読み頂き、ありがとうございます!

TOTALCAREアプローチ協会講師の北爪です(^^)

 

今回も前回に引き続き、小腸(この場合は空腸、回腸)についての知識をお伝えしていきます。

通常は十二指腸も小腸の一部として扱いますが、十二指腸に関しては過去の記事で個別にフォーカスしてまとめているので、そちらをご参照下さい。

参考記事:十二指腸の生理学的特徴。消化機能における重要な役割とは?

 

今回は空腸と回腸の腸壁の構造から、吸収プロセスについて詳しく解説していきます。

内臓治療を行う上では、

「自分が今アプローチしている臓器は、どのような構造なのか?」

「この臓器はどのような機能やシステムが備わっているのか?」

という理解を確かなものにすることが非常に重要になります。

 

今回の記事を通して、内臓治療の精度を1段階高いものにして頂ければと思います。

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小腸壁の構造

空腸・回腸部分の腸壁構造の確認から行っていきましょう。

構造の理解を深めることが、機能の理解を深めることに繋がります。

 

小腸のこの部分は、消化管全体によくある典型的な壁構造になっています。

壁はいくつかの層構造になっており、その内訳は以下の通りです。

●粘膜層

●粘膜下組織層

●筋層

●外膜層

●漿膜

上記の層について、詳しく解説していきます。

粘膜層

最初に粘膜層についてです。

粘膜層は腸壁の最も内側(内表面)を構成する層になります。

この層はきめ細かい毛布のような滑らかな手触りの層となっています。

 

これは、高さ0.5~1mmの突起(柔毛)が、小腸粘膜に等間隔に密集しているためです。

柔毛の底部では、粘液を生産するための管上の腺(小嚢腺)が更に奥に伸びています。

この柔毛のお陰で、小腸の内表面は、皮膚表面の2倍近くの面積に達すると言われています。

広い面積で効率的に栄養を吸収することが可能となっています。

粘膜下組織層

粘膜下組織は結合組織によって構成されており、以下の構造を含んでいます。

●マイスナー神経叢(粘膜下神経叢):平滑筋と腺を支配する。

●粘膜への循環

●バイエル板:集合リンパ小節ともいい、遠位に行くほど数が増える。主に免疫機能に関与します。

 

粘膜と粘膜下組織が形成する小腸の輪状ひだは肉眼で見えるほど顕著なものです。

この構造も内表面積を拡大する役割を担っており、遠位部に移行するにつれて数が減っていきます。

筋層

筋層を形成するのは平滑筋ですが、この筋層は更に外側と内側で構造が異なります。

内側では輪筋層となっており、外側では縦筋層となっています。

腸の役割で非常に重要となる蠕動運動もこの筋層の働きによって起こしています。

 

外膜層

単に外膜と呼ばれることもあります。

外膜は結合組織層であり、小腸の中でも腹膜で覆われていない領域です。

漿層

これは、臓側腹膜のことです。

腹壁の内面をおおっている部分は壁側腹膜と呼ばれ、内臓の表面をおおっている部分は臓側腹膜と呼ばれています。

壁側腹膜と臓側腹膜に関しては、内臓の解剖を勉強する上で必須の知識となるので、ここでしっかりと確認しておきましょう。

空腸と回腸の吸収プロセス

空腸・回腸では脂肪、炭水化物、タンパク質、ビタミン、ミネラル、水分の消化吸収が行われています。

ここからは、代表的な消化プロセスについて確認していきましょう。

炭水化物の消化

デンプンは唾液と膵臓にあるアルファアミラーゼによって麦芽糖に分解されます。

そして麦芽糖は更に小腸からの酵素(マルターゼ)によってブドウ糖にまで変換され、粘膜から吸収されます。

タンパク質の消化

食物内のタンパク質は、強い酸性の胃液に接することで変性し、タンパク質の立体構造が破壊されます。

次に、胃液に含まれるペプシンがタンパク質を中程度の長さのペプチドと短いペプチドに分解します。

タンパク質は更に膵臓で作られる酵素(トリプシンとキモトリプシン)によって分解され、最終的には小腸からの酵素によってアミノ酸にまで変性されてから吸収されます。

脂肪の消化

唾液と膵臓にあるリパーゼは、胆汁酸の助けを借りて食物内のトリグリセリドをモノトリグリセリドに分解し、脂肪酸を遊離させます。

次に胆汁酸が脂肪の消化生成物り脂溶性ビタミンと共にミセル(親水性の非常に小さい分子)を形成します。

ミセルは小腸上皮に付着して、脂肪の消化生成物が粘膜に吸収されるように媒介します。

下痢症状には小腸治療を

一般的に下痢症状とは食物の消化吸収過程で、エラーが生じているサインと言えます。

小腸の機能不全が脂肪や糖質、タンパク質などの消化不良を引き起こし、下痢症状を生じているのかもしれません。(もちろん、他の臓器の機能不全でも下痢は生じますが)

下痢しやすい体質の方などは、栄養指導と共に小腸治療を提供してみてはいかがでしょうか?

 

今回の記事は以上となります。
ここまで読んで下さり、本当にありがとうございました!

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ABOUT ME
山口 拓也
山口 拓也
病院勤務を経て24歳で独立開業。24歳に病院で勤務しているにも関わらず、週末開業で100万を達成させる。本開業後も100万以上をキープしつつセラピストに治療技術を伝達するALLアプローチ協会を設立。わずか5ヶ月で協会の売り上げが月180万以上を達成し毎月40〜50人以上の受講生さんに治療技術を教える。開業志望のあるセラピストに経営のノウハウも伝え幅広い活動を行なっている。そして、女性が来やすいセミナー団体としてTOTALCAREアプローチ協会を設立した。
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女性同士で多くのご縁をつなぎながら治療技術はもちろん、健康や美容の知識・スキルを持った女性セラピストを作り出し日本女性の在り方を尊重し数多くの笑顔を作ることを目指して行きます。

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