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TOTALCAREアプローチ協会講師の北爪です(^^)
当ブログを通して、解剖学や生理学、栄養学、美容、治療テクニックなどの情報を日々配信しています。
記事の最後にはセミナー情報もありますので、是非最後までご覧ください(^^)
今回の記事は、『便秘』についてお伝えしていきます。
女性の悩みの中でも、かなり上位にくる便秘症。
実は、便秘に悩まされる人はここ数年、増加傾向にあります。
「便秘は体に悪い。」
と昔から言われていますし、多くのメディアでもそのように報じられています。
それでは、具体的に便秘症がどのような弊害をもたらすのでしょうか?
今回の記事を通して、便秘症が招く健康被害やその改善方法について学んで頂ければと思います。

Contents
便秘症がもたらす健康被害とは?
便秘症がもたらす一番の健康被害は、腸内フローラ(腸内細菌叢)の悪化を招くことです。
つまり、悪玉菌が増殖してしまうのです。
腸内に残留した便は体温で温められ、腐敗します。
いかにも悪玉菌が喜びそうな環境ですね。
悪玉菌はアンモニアや硫化水素、スカトールといった有害物質を発生させます。
その有害物質が腸壁から血管に侵入。
全身を巡ってしまいます。
この現象が何に繋がるのかを以下にまとめます。
肥満
悪玉菌が増殖することで、糖質や脂質を適切に処理できなくなってしまします。
栄養素を細かく分解するシステムが破綻したり、必要以上に体内に脂質等を吸収してしまったりします。
俗にデブ菌と呼ばれる菌が増えてしまうんですね。
そうなると、体内で処理できるキャパシティーを超えてしまい、肥満に繋がります。
肌トラブル、体臭の悪化
便秘とは、『排便』という解毒システムが障害されてしまった状態と捉えることが出来ます。
便という形で解毒できなかった身体は、それ以外の方法で老廃物を体外に排出させようとします。
その代替案の1つが皮膚から排出を試みるものです。
それはつまり、ニキビや吹き出物といった肌トラブルへと繋がります。
また、汗と一緒に老廃物を体外に排出しようとするシステムも働くので、体臭がきつくなってしまうこともあります。
糖尿病リスクの増加
糖尿病はインスリン抵抗性がついてしまい、血糖値が慢性的に高くなる病気です。
一見すると腸内環境とは関係なさそうに感じるかもしれませんね。
しかし、腐敗した便や悪玉菌から発生する有害物質は、血流にのって膵臓の機能も阻害してしまうと言われています。
つまり、有害物質が膵臓のランゲルハンス島の機能を損ない、インスリンの分泌を邪魔してしまうということです。
腸内環境の悪化は、生活習慣病のリスクまでも高めてしまいます。
前述のように肥満にも繋がるので、単純計算でもリスクは2倍ですね。
大腸ガンのリスク
近年、日本人に増加傾向なのが大腸ガンです。
この背景には、食品添加物を含んだ食材の常食や、食生活の欧米化による腸内環境の悪化が原因であるとする説が有力であると考えられています。
そして、何度もお伝えしていますが、便秘もまた腸内環境の悪化に繋がる要素の1つです。
便秘体質は生命予後にも関わるような重大な問題であることをご理解頂ければと思います。
便秘の解消方法
ここからは主に生活習慣にフォーカスした便秘の改善方法をお伝えします。
ご自分の体質改善や患者様の生活指導の参考にしてください。
水溶性食物繊維の摂取
食物繊維には2種類存在し、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維があります。
水溶性食物繊維は水を多く取り込み、便をゲル状に柔らかくする性質があります。
オクラ、アボカド、納豆、トマトなどに豊富に含まれます。
また、水溶性食物繊維は腸内の善玉菌のエサにもなりますので、プレバイオティクス的な効果も期待できます。
十分な水分摂取
水分摂取量が不十分ですと、便は固くなり便秘の原因になります。
過去の記事に水分摂取の重要性や方法について詳細にまとめているので、詳しくは下リンクからご覧ください。
参考記事:美肌、むくみ改善にも効果絶大!正しい水分の摂り方とは?
発酵食品の摂取
こちらも腸内環境を整える効果があります。
無糖のヨーグルトや味噌、塩麹などの発酵食品を積極的に摂るようにしましょう。
また、「食品に含まれる善玉菌は胃酸で殺菌されてしまうので、生きて腸まで届かないから無意味。」とする意見があります。
これは半分正解で、半分間違えです。
確かに、強力な胃酸によって食品中の善玉菌の大部分を死滅してしまいます。
しかし、その死骸は既に腸内に存在する善玉菌のエサとなり、結果的に善玉菌を増やす方向に作用すると言われています。
有酸素運動
やはり、運動習慣も大切です。
便秘症の種類によっては、腹筋の筋力低下が腸の蠕動運動の弱化を招いているケースがあります。
高齢者などはこのパターンですね。
このタイプには、低負荷高頻度の有酸素運動がお勧めです。
軽いジョギングから始めてみるとよいと思います。
ジョギングのハードルが高かったり、患者様が高齢者の場合には、腹式呼吸がお勧めです。
下リンクで方法をお伝えしています。
参考記事:腰痛や肩こりと内臓の関係性。整体に通っても症状が戻る原因とは?
今回の記事は以上になります。
ここまで読んで下さり、本当にありがとうございます。
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