こんにちは、いつもTOTALCAREアプローチ協会公式ブログをお読み頂き、ありがとうございます!
TOTALCAREアプローチ協会 代表の北爪です(^^)
当ブログを通して、解剖学や生理学、栄養学、美容、治療テクニックなどの情報を日々配信しています。
先日こんなツイートをしました↓
筋膜に着目する視点は、美容整体の分野にも取り入れるべきです。
代表的なテクニックは筋膜リリースですね。
「筋膜の癒着を解消する」という視点は、あらゆる場面で応用が利きます。
筋肉だけにアプローチしても効果が得られない時は、筋膜の存在を意識してみましょう。
— 北爪純一(理学療法士:PT) (@KitadumeJ) June 1, 2019
今回の記事では、
『流行りの“筋膜リリース”とは?』
というテーマでお伝えさせて頂きます。
書店に行くと「筋膜リリース」表紙に書かれた本が並んでいますね。
ここ数年で、様々なメディアで取り上げられるようになった「筋膜リリース」ですが、
実際にどのようなテクニックなのかご存知でしょうか?
先日の記事で筋膜に関する内容をお伝えしましたので、その関連になるような内容です。
筋膜リリースを美容整体の分野でもメニューに取り入れている先生もいらっしゃいます。
今回の記事を通して、筋膜リリースとはどのようなテクニックなのかを知って頂ければと思います。
Contents
まずは筋膜について復習
筋膜とは全身の筋肉を包んでいる膜組織です。
ヒトの体は、筋膜によって覆われています。
イメージとしては全身タイツのようなイメージですね。
筋膜には
皮膚のすぐ下を走行する浅筋膜
浅筋膜よりも深層を走行する深筋膜
上記の2つが存在します。
また、深筋膜は更に3つに分類することができます。
筋肉の表面を直接覆う筋外膜。
複数の筋繊維を束ねるように走行する筋周膜。
筋繊維を1本1本覆うように走行する筋内膜。
上記の3つが存在します。
筋膜リリースでは多く場合、
浅筋膜、もしくは筋外膜に対してアプローチするテクニックです。
筋膜の役割について
筋膜の主な役割は以下の通りです。
各組織を連結する役割
筋膜には、
筋肉と筋肉、筋肉と靭帯、筋肉と骨など
身体の各組織を連結する役割があります。
この役割のお陰で、我々の体は適切な姿勢を保つことが出来ます。
筋肉を摩擦から保護する役割
筋肉を筋膜が覆うことで、筋肉が収縮した時に生じる摩擦を和らげてくれています。
潤滑剤のようなイメージですね。
筋膜が癒着を起こしていると、筋肉の力が出しにくくなるのは、筋肉に摩擦が発生してしまうからです。
スポーツの分野では重要な考え方ですね。
力の伝達をする
筋膜が筋肉と他の筋肉、あるいは他の組織を連結してくれることによって効率良く力を伝達することが出来ます。
糸電話の糸のようなイメージですね。
筋膜が力の仲介役になてくれているわけです。
筋膜リリースの「リリース」って?

筋膜に関する基礎知識は前述のとおりです。
では筋膜リリースの「リリース」の部分について解説していきましょう。
この「リリース」は
英語の「Release」からきています。
直訳すると「解放」「放出」「自由にさせる」という意味です。
つまり、筋膜を「解放」するテクニックが
「筋膜リリース」ということになるます。
では、筋膜を何から解放するのか?
筋膜を何から自由にさせるのか?
という話になってきますね。
何から解放するのかと言うと
『筋膜の癒着』
から解放させるテクニックです。
筋膜の癒着とは、筋膜同士が一カ所に固まってしまう現象です。
筋膜同士が絡まってしまう状態とも言えます。
筋膜はコラーゲン繊維で出来ており、
全体の85%ほどが水分です。
ほとんど水のゲル状の組織です。
このゲル状の筋膜が、ずっと同じ姿勢でいたり、同じパターンの動きを反復していたりすると1カ所に集まります。
そして、1カ所に集まった筋膜は固まってしまい、筋肉の動きを阻害します。
これが癒着です。
筋膜リリースは、この癒着の状態を解消することを目的としたテクニックです。
ちなみに顔の筋膜が癒着を起こすと、顔の筋肉も固くなります。
その結果、シワやエラ、口角の歪みや一重まぶたの原因になります。
筋膜リリースってどうやるの??

筋膜リリースには、様々な方法が存在します。
僕の知っているやり方と、他の先生が知っているやり方も異なることが往々にしてあります。
何故なら、「筋膜の癒着を解消するテクニック全般」を指して筋膜リリースですからね。
癒着が解消されれば方法は何でも良いわけです。
方法としては、
・皮膚を左右の手で牽引するようにストレッチする方法(シーツのシワを伸ばすような方法です。)
・筋肉と筋肉の間に指を差し入れるようにして、リリースする方法
。筋膜が癒着を起こしているポイント(トリガーポイントといいます)を指先でグリグリとマッサージする方法
などなど様々存在します。
どれが正解でどれが間違いというものではありません。
「筋膜の癒着を解消する」という目的が達成されればOKです。
もし筋膜についてもっと詳しく聞きたい方は、メールでご質問頂くか、セミナーで実際に質問して頂ければと思います(^^)
今回の記事は以上になります。
ここまで読んで下さり、本当にありがとうございました!
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