こんにちは、いつもTOTALCAREアプローチ協会公式ブログをお読み頂き、ありがとうございます!
TOTALCAREアプローチ協会講師の北爪です(^^)
当ブログを通して、解剖学や生理学、栄養学、美容、治療テクニックなどの情報を日々配信しています。
記事の最後にはセミナー情報もありますので、是非最後までご覧ください(^^)
今回は『冷え性』について血液の質に着目してお伝えしていこうと思います。
この記事を書いているのが10月28日ですので、ここ最近は空気が冷え込むことが多くなってきました。
この記事をお読みの方も、指先や足先が冷たくなってしまっている方がいらっしゃるのではないでしょうか?
冷え性は女性に多くみられる症状の1つです。
また、「冷えは万病の元」とも言われるように、以下のような病気が循環障害によって引き起こされます。
子宮筋腫、静脈瘤、肩こり、腰痛、癌、めまい、卵巣のう腫、生理痛、生理不順etc…
今回の記事でお伝えする内容を日々の生活で実践し、ご自身や患者様の快適な毎日に役に立てて頂けると幸いです(^^)

Contents
赤血球の形状と冷え性について
冷え性と血液の関係性について知るうえで、まずは赤血球について理解する必要があります。
赤血球は真ん中がくぼんだフリスビーのような形をしていまあす。
このくぼみのお陰で、赤血球の直径よりも細い毛細血管の中を2つ折りになって通過することができます。(赤血球の直径は7~8um、毛細血管の直径は4~5umです。)
冷え性(特に末端冷え性)は、末梢の毛細血管の循環不全です。
つまり、赤血球がしっかりと毛細血管を通過出来ていない、ということになります。
毛細血管を通過できない異常な赤血球
通常、赤血球は1つ1つが丸くキレイで、独立しています。
しかし、食生活や生活習慣が悪いと、複数の赤血球が互いにくっついてしまい、数珠繋ぎになってしまう現象が生じます。
この数珠繋ぎ状になってしまった赤血球を連鎖状配列赤血球(ルロー)と呼びます。
ルローが起こる原因とは?
ここからは、ルローが起こるメカニズムを解説していきます。
赤血球はその表面をマイナスの電位が帯電しています。通常は、マイナス同士では反発し合うので、赤血球が互いにくっつくことはありません。
しかし、食事をした後などは、血液中にアミノ酸(タンパク質)、脂肪酸、糖質などが入り込みます。
そして、これらの物質は表面にプラスの電位を帯びているのです。
すると、周囲の赤血球が引き寄せられてしまい、結果としてルローが発生するというわけです。
タンパク質、脂質、糖質、いずれも過剰摂取は控えるべきですね。
僕の個人的な感覚としては、日常的にお菓子やスイーツを高頻度で食べている女性には冷え性の方が多い気がします。
ルローを解消する為の方法とは?
では、形成されてしまったルローを解消するにはどうしたらよいのでしょうか?
今回は栄養学の観点から、その方法お伝え致します。
形成されたルローを解く為には、プロテアーゼ(タンパク質分解酵素)、リパーゼ(脂肪分解酵素)、アミラーゼ(炭水化物分解酵素)を体外から吸収することが有効です。
つまり、野菜やフルーツ、発酵食品が有効ということです。
プロテアーゼ(タンパク質分解酵素)を含む食品
果物ではパイナップル、キウイ、マンゴー、パパイヤ、バナナなどの南方のもの。
その他、ナシやリンゴ、アボカドなど。
野菜では、大根、玉ねぎ、しょうが、セロリ、ピーマン、パセリ、パプリカ、にんにく
発酵食品では納豆、塩こうじ、味噌、ヨーグルト、ぬか漬けなど
リパーゼ(脂肪分解酵素)を含む食品
果物ではアボカド、イチゴ、オレンジ、グレープフルーツ、みかん、スイカ、梨、さくらんぼ、イチジク、プラム
野菜では、にんじん、大根、キャベツ、カブ、ホウレンソウ、セロリ、トマト、ズッキーニなど
発酵食品では、納豆、塩こうじ、味噌、甘酒、ぬか漬け、チーズ
アミラーゼ(炭水化物分解酵素)を含む食品
果物ではバナナ、キウイ、梨、柿、ぶどう、メロン、リンゴなど
野菜では、長芋、大根、キャベツ、カブ、ニンジン。ホウレンソウ、玉ねぎ、レタス、オクラ、カイワレ、スプラウトなど
発酵食品では納豆、塩こうじ、味噌、ぬか漬けなど
以前の記事でもお伝えしましたが、酵素には熱に弱いと言う特徴があります。
高温での加熱調理には向いていないことを忘れずに覚えておきましょう。
参考記事:最近話題の酵素ダイエット。そもそも『酵素』とは?その特徴を解説
また、三大栄養素を消化する能力には個人差があります。
ご自分の食生活を振り返っていただき、どのような栄養素が過剰となっていそうでしょうか?
多くの方は糖質かと思いますが、まずはご自分が最も過剰摂取していると考えられる栄養素に該当する酵素を含む食品を召し上がることから始めて頂ければと思います。
加えて、過剰摂取している栄養素を減らすことも合わせて行うことが効果的です。
今回の記事は以上になります。
ここまで読んで下さり、本当にありがとうございます。
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