こんにちは、いつもTOTALCAREアプローチ協会公式ブログをお読み頂き、ありがとうございます!
TOTALCAREアプローチ協会 代表の北爪です(^^)
当ブログを通して、解剖学や生理学、栄養学、美容、治療テクニックなどの情報を日々配信しています。
先日こんなツイートをしました↓
「内臓アプローチのコツは何ですか?」
セミナーで聞かれることが多い質問です。
・セラピストが力まない
・内臓の解剖を理解する
・内臓の生理学を理解する
・触診圧を段階的に調整する..etc色々ありますが、一番大切なのは解剖学の知識です。
内臓の位置、形、大きさ、3Dでイメージしましょう。— 北爪純一(理学療法士:PT) (@KitadumeJ) August 24, 2019
今回の記事では、
『内臓アプローチのコツ。触診・治療を行う上での極意を公開』
というタイトルでお伝えさせて頂きます。
内臓アプローチを行う為には、当然ですが内臓の触診が出来なくてはいけません。
そして、内臓の動きは微細なことに加え、胸郭や腹筋の上から感じ取ることが要求されるため触診に難渋するセラピストは大勢います。
今回の記事では、内臓の触診・治療を行う上での“極意”を紹介していきます。
是非、参考にして頂けますと幸いです(^^)
セラピストが力まない
他の団体のセミナーでも言われていることですが、セラピストに余計な力が入っていると手元の感覚が鈍り、内臓の動きを感じ取れなくなってしまいます。
それに、セラピストの緊張は手の圧や表情、声色から患者様にも伝わり、防御性収縮を招いてしまうこともあります。
当たり前のことのようですが、内臓治療を行うと肩に力が入ってしまうセラピストは大勢います。
内臓の微細な動きを感じ取ろうと手元に集中するのですが、その意識が力みに繋がってしまうのです。
また、姿勢が悪い状態での触診もご法度です。
猫背や胡坐をかいた姿勢は無意識に力みを招いてしまうからです。
内臓の解剖イメージを3Dで持つ
内臓アプローチでは、3Dで立体的に内臓の解剖イメージを持つことが非常に重要となります。
内臓アプローチの要と言っても過言ではありません。
例えば、肝臓の位置は右の肋骨弓から下縁が少し出る程度の高さで、右葉は背側まで、左葉は左側腹部前面まで伸びています。
この位置を知らずに腹腔や乳頭付近を触診していても、肝臓を治療することは不可能です。
また、イメージをしっかりと作れると自然と内臓の動きが感じ取りやすくなります。
これを“同調”や“周波数が合う”“共鳴する”などと表現したりします。
正直言って、僕はこういった抽象度の高い表現は好きではありません。
力まずに、解剖学の知識をしっかりと頭に入れて触診すれば、必ず内臓の存在を捉えることが可能になります。
小難しいことを考える前に、まずは前提知識をしっかりと頭に入れていきましょう(^^)
ダイアル式のタッチを意識する
これは内臓に限らず、触診全般に言うことが出来ます。
“ダイアル式”とは何か言うと、“触診する際の圧を段階的に調節する”ということです。
基本的に内臓治療では筋・骨格系のアプローチよりも手に力を入れません。
むしろ力を入れて触診を試みると、自分の触覚閾値が上昇してしまったり、患者様の防御性収縮を招いたりと様々な要因により、内臓の動きを蝕知することが出来ません。
ここで重要になるのが、必要最小限の圧で触れるように、触診圧を段階的に調節することです。
例えば、僕の場合は自分の触診圧を1~10の10段階のダイアルをイメージして触診しています。
1は皮膚と皮膚がかろうじて触れている程度の触診圧
5は骨を筋の上から触診する時の触診圧
10は爪が真っ白になるくらいの触診圧
という様にざっくりと分けています。
ちなみに10は臨床上、使うことはほぼありません。
(痛み刺激をわざと与えるテクニックも存在しますが、かなり上級者向けです…。)
必ずしも10段階である必要はありませんが、自分なりのダイアル式のタッチを持つことが触診上達の近道と考えています。
ちなみに僕の中で内臓治療に必要な圧は2~3です。
“手をあてているだけ”というイメージでしょうか。
詳細な部分はセミナーでお会いして時に詳しくお伝えさせて頂きます(^^)
触診を自信を持ってできるようになると、一気に施術が楽しくなりますよ!
まとめ
・無駄な力を入れず、リラックスして触診する(力まない。)
・内臓の解剖学のイメージを3Dで持つようにする。
・ダイアル式のタッチをしっかりと行う(段階的に触診圧を調整する。)
今回の記事は以上になります。
ここまで読んで下さり、本当にありがとうございました!
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