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クラニオセイクラル(頭蓋仙骨)療法における“一次呼吸”とは?

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いつもTOTALCAREアプローチ協会公式ブログをお読み頂き、ありがとうございます!
TOTALCAREアプローチ協会講師の北爪です(^^)

 

今回は、クラニオセイクラルを行う上で必須の知識となる“1次呼吸”についてお伝えします。

 

クラニオセイクラルも内臓治療と同様に、自分の手の感覚レベルを高めることが施術効果を高めることに直結します。

そして、その為には自分の手が感じ取ろうとしているもの、“1次呼吸”の知識が必要不可欠となります。

 

世の中には「頭蓋骨は動かない」とする説も存在しますが、本記事の中でその説に対する個人的な見解も記載させて頂きます。

そちらも合わせてご確認頂ければと思います(^^)

 

クラニオセイクラルにおける“1次呼吸”とは何か?

1次呼吸とは、脳脊髄液の産生・吸収サイクルによって生じる頭蓋仙骨系の律動的な動きを意味します。

頭蓋仙骨系とは頭蓋骨・脊柱・仙骨で構成された脳脊髄液の通り道であり、この中で脳脊髄液が産生・吸収を繰り返すことで骨格レベルでの律動的な動きが生じるとされているのです。

 

最も一般的な1次呼吸の感じ方は、対象者の頭部に施術者の手を当てて、1次呼吸を感じ取る方法です。

1次呼吸には屈曲相伸展相が存在し、この2相を交互に繰り返す形で律動的な運動を形成しています。

頭蓋骨の場合では、屈曲相で頭蓋骨が左右方向に広がります。(この時、仙骨は後傾し両股関節は外旋します。)

逆に、伸展相では頭蓋骨は前後方向に広がります。(この時、仙骨は前傾し両股関節は内旋方向に動きます。)

ちなみに、屈曲相は脳脊髄液が脳から仙骨(第2仙椎)まで送らる相になります。

1次呼吸の特徴

一般的に1次呼吸は1分回に6~12回のゆったりとしたサイクルで行われています。

ご高齢の患者様や、過度に疲労している患者様などは1分間あたりの回数が少なくなる傾向があります。

また、1回あたりの可動性もご高齢の患者様ほど小さく、感じ取りにくくなります。

 

さらに、1次呼吸は非常に微細な動きなので、患者様と施術者のどちらか一方が緊張しているだけでも、非常に感じ取りにくくなってしまいます。

クラニオセイクラルに慣れていないうちは、つい手に力が入りがちですが、文献上は1~3g程度の圧で触ることが望ましいとされています。

1~3g程度の圧というと、ほとんど“軽く触れている程度”の圧です。

これ以上強い圧で触ってしまうと、1次呼吸のリズムを阻害してしまい、患者様にかえって悪影響を与えてしまいます。

 

そして、患者様と施術者のラポールを十分に築いておくことも重要であると言えます。

特に患者様が緊張状態にあると、筋・筋膜の緊張による影響が頭部にまで波及してしまい、通常時よりも1次呼吸が小さくなってしまうことがあります。

更に、交感神経優位の時の脳脊髄液の産生量は、副交感神経優位の時の産生量の30%減と言われています。

施術者と患者様のどちらもがリラックス出来るような、人間関係・環境設定を心掛けましょう。

「頭蓋骨は動かない」という説について

クラニオセイクラルの1次呼吸の勉強をすると、多くの人にとって最初に浮かぶ疑問は

「頭蓋骨って動くの…?」

という疑問かと思います。

 

実際、僕自身も含めて大学や養成校の授業では「頭蓋骨の縫合は不動連結であり、成人以降は可動性が失われる。」と教えられている人が大半だと思います。

それに加えて、“1次呼吸”と呼べそうな運動が触知出来ることは確かなのですが、「そのリズムがどのように発生しているのか」という問いに明確に答えるだけのメカニズムが解明されていないのが現状です。

 

しかしながら、事実として多くのセラピストが1次呼吸を感じ取り、患者様に治療効果を出しているという事実もあります。

また、1次呼吸に関する研究では、クラニオセラピストのアプレジャー氏は特殊な機械を用いて、1次呼吸の動きを肺や心臓の鼓動とは全くことなる動きとして観測することに成功しています。

1次呼吸が生じる詳細なメカニズムは判明されていませんが、1次呼吸の呼べる運動が存在することが単なる気のせいではないことが既に証明されているのです。

 

また、別の説では発生学を根拠に1次呼吸を説明する場合もあります。

人は受精卵に時点から1次呼吸のようなリズム運動をしていて、そのリズム運動を保ちながら胚から胎児へと姿を変えていくと考える説です。

 

このように、1次呼吸については解明されていない点が数多く存在しますが、個人的な見解としては「1次呼吸と呼べそうなリズム運動は確かに存在する。」というものです。

それに、焦点を当てて考えるべきは「1次呼吸の存在の有無」よりも「クラニオセイクラルの治療効果の有無」であると考えています。

エビデンスは確かに重要ですが、世の中にある全てのテクニックにそれを求めてしまうと、患者様に適応できる治療が限定されすぎてしまいます。

しっかりと前後評価を行い患者様の利益になるのであれば、エビデンスレベルが低くても、その治療を適応する価値は十分にあると考えています。

 

今回の記事は以上になります。
ここまで読んで下さり、本当にありがとうございます。

 

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ABOUT ME
山口 拓也
山口 拓也
病院勤務を経て24歳で独立開業。24歳に病院で勤務しているにも関わらず、週末開業で100万を達成させる。本開業後も100万以上をキープしつつセラピストに治療技術を伝達するALLアプローチ協会を設立。わずか5ヶ月で協会の売り上げが月180万以上を達成し毎月40〜50人以上の受講生さんに治療技術を教える。開業志望のあるセラピストに経営のノウハウも伝え幅広い活動を行なっている。そして、女性が来やすいセミナー団体としてTOTALCAREアプローチ協会を設立した。
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