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【内臓治療】消化に重要な膵臓治療。必要な解剖学を公開。

こんにちは、いつもTOTALCAREアプローチ教会の公式ブログを読んで頂きありがとうございます。

TOTALCAREアプローチ協会講師の北爪です。(^^)

 

今回は、様々なホルモンを分泌することで消化機能の重要な役割を担う膵臓についてお伝えします。

現代人のライフスタイルには、膵臓に負荷がかかりやすい生活習慣が溢れています。

そのため、膵臓治療は内臓治療の中でも使用頻度の高いテクニックと言えます。

特に、膵臓が持つインスリンの分泌作用は肥満や糖尿病にも密接に関わっている部分になりますので、女性のセラピスト、女性の患者様にとっても有用なテクニックになるかと思います。

 

今回の記事では、膵臓治療を行う上で必須知識となる『膵臓の解剖学』についてお伝えしていきます。

この記事を通して膵臓の3Dのイメージを掴んで頂ければと思います。

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膵臓の解剖学

内臓治療に最も必要なことは、治療対象の内臓の立体的なイメージを持つことです。

ここでは、膵臓の構造や他の組織との位置関係を把握していきましょう。

膵臓の解剖 概要

膵臓は長さ14~18cm、重さ70~80gの横長の臓器です。

肝臓や胃と比較すると厚みは少なく、扁平な構造をしています。

内分泌と外分泌の両方の作用を持つという特徴があります。

詳細な解剖については後述していきます。

膵臓の位置

膵臓は後腹膜臓器であり、比較的背側に存在しています。

高さは、ほぼL1~L2の高さの中線上にあり膵頭のほうが膵尾よりも低い位置にあります。

膵頭…十二指腸に近い方。膵尾よりも丸みのある形をしています。

膵尾…脾臓に近い方。細長い形をしています。

 

膵体(膵頭と膵尾の間の部分)の軸は、水平から約30°傾斜しているという特徴があります。

解剖学の教科書を見て頂くと、膵臓が斜めに走行しているのが分かるかと思います。

 

膵臓の固定・付着

骨が靭帯や関節包の付着によって、そのアライメントを保っているように、内臓もまた筋膜や腹膜といった結合組織によってアライメントが規定されています。

対象となる臓器の固定・付着を把握することは、治療対象としている臓器のアライメント不良が周囲組織にどのような二次的問題を引き起こしているか判断する上で、非常に重要となります。

 

膵臓の付着・固定は以下の組織によって規定されています。

●臓器の圧

●ツルゴール

●腹膜後隙の結合組織の付着

●膵臓の後方の筋膜(トライツ筋膜)

●横行結腸間膜

●十二指腸

 

特に膵頭の部分は、十二指腸のC字状になっている部分に覆われるように付着しています。

この部位は、膵臓から伸びる膵管がファーター乳頭部に開口する場所でもあるので、膵臓のコンディションが他の臓器(この場合は十二指腸)に密接に影響する場所となります。

膵臓の付着・固定をイメージする際は、十二指腸の存在を意識することで、より効果的なアプローチが可能になるかと思います。

膵臓の可動力

次は膵臓の可動力についてです。

可動力とは臓器が持つ、隣接する組織との間に生じる運動のことです。

呼吸や平滑筋の不随意的な収縮、蠕動運動などがこの可動力を規定しています。

 

膵臓の可動力は比較的感知しにくいとされています。

これは、腹膜後隙が筋膜で強固に固定されていることに起因します。

それでも、隣接する臓器(十二指腸、胃、脾臓など)や横隔膜の運動を受けて、押されたり引かれたりの運動をしていると言われています。

膵臓の自動力

続いて、膵臓の自動力についてです。

自動力とはそれぞれの臓器に備わった固有の運動のことを意味します。

 

膵臓の場合は、膵臓を腹部に投影するようにイメージし、その位置に手を置きます。

すると、息を吐くときに膵頭部から膵尾部に向かって波が伝わるような振動を触知することができます。

息を吸う時は、その逆方向の振動刺激が伝わります。

血糖値を安定させる膵臓治療

膵臓の治療を臨床で使う場面の1つに『血糖値を安定させる』という場面があります。

血糖値の不安定性、特に血糖値の急上昇などはインスリンを過剰に分泌させてしまい、糖を体脂肪として体内に蓄積されやすい環境にしてしまいます。

 

血糖値の不安定性は肥満だけでなく、糖尿病などの重篤な生活習慣病を招いてしまうきっかけにもなりますので、膵臓を治療する臨床的な意義は大きいと言えます。

まとめ

●膵臓は長さ14~18cm、重さ70~80gの横長で扁平な形の臓器。

●膵臓の付着・固定の中でも、特に十二指腸との関連は重要。

●膵臓から伸びる膵管は十二指腸のファーター乳頭部に開口する。

●膵臓は比較的可動力に乏しい臓器であるが、他の臓器の可動によって僅かに圧迫・牽引の可動力を有している。

●膵臓の自動力は、呼吸運動の際に振動刺激となって感じ取ることができる。

●膵臓は血糖値のコントロールに密接に関わっている。(肥満防止にもつながる)

 

今回の記事は以上になります。
ここまで読んで下さり、本当にありがとうございます。

 

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